インフルエンザの症状といえば高熱がまずあげられますが吐き気や嘔吐の症状がある場合もあります。吐き気があると食事も取りにくいですし、水分補給をしても吐いてしまうと心配になります。インフルエンザの時の吐き気や嘔吐の原因や対処法について調べてみました。ウイルス性胃腸炎と症状も似ているので違いもまとめています。
インフルエンザの主な症状
インフルエンザの主な症状としては、急な高熱・関節痛・筋肉痛・倦怠感・悪寒・頭痛・吐き気・下痢などがあります。A型インフルエンザは熱が高くなる場合が多く、B型インフルエンザでは熱はそれほど高くなりませんが微熱が長引いたり吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状がある場合が多いとされています。
薬も飲めないほど強い吐き気の時
インフルエンザの検査をして抗インフルエンザ薬を処方して貰っても飲めないほど嘔吐がある時には点滴による抗インフルエンザ薬もあるので病院に相談してみましょう。水分補給ができない時には脱水状態になりやすいので脱水症状を緩和するために点滴をする場合もありますから、嘔吐や吐き気がひどい時は無理せずに病院に行く事が大切です。
抗インフルエンザ薬の副作用で吐き気
インフルエンザの症状としてでなはく抗インフルエンザ薬の副作用で吐き気や嘔吐がある場合もあります。抗インフルエンザ薬の副作用で嘔吐や下痢の症状がでる事があり薬を服用したあとに吐き気や嘔吐がある時は副作用かもしれません。薬の副作用で嘔吐がある場合は軽症の場合がほとんどなのでそのまま薬を服用していても構わないとされてますが、あまりに吐き気が強い時には病院に行きましょう。
インフルエンザの解熱後の吐き気
解熱後すぐに吐き気がある場合はまだ完治していないからと考えられます。熱が下がったからといって外出したり無理をするとまた熱がでたり、吐き気や嘔吐の症状がおこる場合もあります。インフルエンザは重症化すると合併症になる時もありますから注意しましょう。
インフルエンザを発症して10日程度経過するとインフルエンザは完治したと考えられます。その後に吐き気や嘔吐がある場合は違う疾患にかかっている事も考えられるので病院を受診した方がいいですね。
ウイルス性の胃腸炎との違い
ウイルス性の胃腸炎と症状が似ている場合もありますが、見極めるポイントは38℃以上の発熱があるがどうかです。ウイルス性の胃腸炎でも発熱がある場合もありますが38℃以上になる事はほとんどありません。もうひとつのポイントはインフルエンザの特徴である関節痛や倦怠感などの全身症状があるかどうかです。胃腸炎の場合には全身症状はありません。熱が高い場合はすぐに病院に行きましょう。胃腸炎がひどくなっているという事も考えられます。
吐き気がある場合は我慢せずに吐くようにします。これは体がウイルスを排除しようとして起こっている症状なので体の中にためない方が回復が早くなります。
効率的に水分補給をしよう
高熱や嘔吐がある時は脱水状態になりやすいですから水分補給が大切になります。吐き気がある時には経口補水液やスポーツ飲料などが向いています。経口補水液はドラッグストアでも売っていますが自分で作る事もできます。
経口補水液の作り方
材料
・水 500ml
・砂糖 大さじ2
・塩 小さじ1/4
・レモン汁 少々
すべてを混ぜてできあがりです。砂糖をハチミツにかえてもいいですよ。レモン汁は好みで調節してください。吐き気がある時は口がさっぱりするようにレモン汁を入れた方が飲みやすいと思います。経口補水液は飲み方に注意が必要です。一度にたくさん飲まずに少しずつ飲むようにします。1日に飲んでいい量は子供では500mlで大人では1000mlとされています。
糖尿病や高血圧、腎臓病などの持病がある人は主治医や薬剤師などに相談してから飲むようにします。
経口補水液はスポーツドリンクに比べて塩分が強いので脱水症状の無い人が飲むとまずく感じます。経口補水液を飲んでみてまずく感じたら脱水症状はないという事なので水分補給はスポーツドリンクやお茶でいいでしょう。経口補水液がおいしいと感じたら脱水状態になっているという事です。
経口補水液は脱水症状を緩和するために作られた飲み物なので水で薄めたり、氷を入れたり、他の飲み物と混ぜないようにして下さい。
子供が吐き気が強い時には大人のように我慢して飲んでくれないので困ってしまいますよね。スポイトなどで口に垂らすと自然と飲んでくれますし少しずつとれるのでいいようです。
スポーツドリンクも手作りできます。市販のスポーツドリンクは食品添加物が入っているものも多く人工甘味料は嘔吐や下痢がある時は避けた方がいいという話しもあるので手作りしてみませんか。材料をすべて混ぜたらできあがりです。
スポーツドリンクの作り方
材料
・水 500ml
・砂糖 大さじ4
・塩 少々
・レモン汁 大さじ1
まとめ
インフルエンザの症状では高熱や関節痛も辛いですが嘔吐・吐き気も食事や水分補給がしにくくなるので回復が遅くなり辛い症状です。脱水状態になると吐き気も強くなってしまうので、どうしても水分補給ができない場合は病院に行ったほうがいいと思います。
吐き気が治まってきたら消化の良いものから少しずつ食べましょう。症状が軽くなったからといって脂っこいものや消化の悪い物を食べるとまた悪化してしまうかもしれません。辛いものや香辛料の強いものもさけて、おかゆやうどん、野菜スープなどから取り始めて下さいね。
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